ユニットバス・洗面化粧台・システムキッチン
分譲マンションのプランニングや仕様検討では、
「ユニットバス」「洗面化粧台」「システムキッチン」のサイズ設定が、住戸全体の使いやすさや商品力に直結します。
ここでは、共同住宅の実務でよく採用される標準寸法を、間取り別に整理してまとめます。
1. ユニットバス(UB)
専有面積やターゲット層への「訴求力」に最も直結する設備です。
| 間取りタイプ | 一般的なサイズ | 内法寸法(mm) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1LDK | 1216 | 1200×1600 | 面積効率重視。都市型分譲で主流。 |
| 2LDK | 1317 / 1418 | 1300×1700 / 1400×1800 | 60㎡前後を境に1418採用が増える。 |
| 3LDK | 1418 | 1400×1800 | 分譲マンションの標準サイズ。 |
| 4LDK〜 | 1620 | 1600×2000 | プレミアム住戸。洗い場の広さが差別化要素になる。 |
実務ポイント
最近は、
「専有面積はコンパクトでも、浴室は狭く見せたくない」
という傾向が強く、2LDKでも1418を標準採用する物件が増えています。
一方で、60㎡未満の3LDKでは1317を採用し、居室や収納面積を優先するケースもあります。
2. 洗面化粧台
洗面化粧台は、リネン庫・洗濯機パン・洗面室動線とのバランスが重要です。
| 間取りタイプ | 間口(W) | 特徴・設計ポイント |
|---|---|---|
| 1LDK | 750mm | コンパクトながら使いやすい標準寸法。 |
| 2LDK | 750 / 900mm | 収納優先か、洗面の広さ優先かで分かれる。 |
| 3LDK | 900mm | 最も汎用性が高い分譲標準サイズ。 |
| 4LDK〜 | 1200mm〜 | 片寄せボウルやドレッサー化も可能。 |
共通寸法
- 奥行(D):600mm
- カウンター高さ(H):800mm
が現在の一般的な仕様です。
実務ポイント
3LDKでは、
- 洗面900
- リネン庫300〜450
の組み合わせが非常に多く採用されます。
3. システムキッチン
LDKの広さ感と、家事動線・収納量のバランスが重要になります。
| 間取りタイプ | 間口(W) | 特徴 |
|---|---|---|
| 1LDK | 1800 / 1950mm | 単身〜2人向け。 |
| 2LDK | 2100 / 2250mm | 3口コンロ+食洗機対応が増える。 |
| 3LDK | 2400 / 2550mm | 分譲マンションの標準。 |
| 4LDK〜 | 2550mm〜 | 複数人調理や大型食洗機にも対応。 |
共通寸法
- 奥行(D)
- 壁付け:650mm
- フラット対面:750〜970mm
- 高さ(H):850mm
実務ポイント
最近は食洗機の標準化により、
「2400より2550の方が納まりが良い」
ケースも増えています。
【まとめ】間取り別・標準設備セット
| 間取り | UBサイズ | 洗面間口(W) | キッチン間口(W) |
|---|---|---|---|
| 1LDK | 1216 | 750mm | 1950mm |
| 2LDK | 1317〜1418 | 750〜900mm | 2100〜2250mm |
| 3LDK | 1418 | 900mm | 2400〜2550mm |
| 4LDK〜 | 1620 | 1200mm〜 | 2550mm〜 |
実務上の視点
最近の分譲マンションでは、
「限られた専有面積の中で、どこに満足度を持たせるか」
が重要になっています。
そのため、
- キッチンを2250に抑える
- 廊下を短くする
- 洋室を少しコンパクトにする
代わりに、
- UB1418を確保する
- 洗面900を維持する
といった、“水回り優先”の設計が増えています。
特にモデルルームでは、水回りの印象が購入判断に直結するため、設備寸法は商品企画上かなり重要な要素になっています。

