GeminiでSketchUp画像をリアル化してみた|AIパースはレンダリングの代わりになるのか?

AIと建築設計

結論から言うと、

AIパースは、現時点ではレンダリングの完全な代わりにはならない。

と感じました。

ただ一方で、

  • 初期デザイン検討
  • 雰囲気確認
  • プレゼン用イメージ作成

などでは、非常に便利だとも感じています。

最近、Geminiを使ってSketchUpの画像をリアルパース風にできないか試してみました。

最初の印象は、

「とにかく綺麗」

でした。

AIは短時間で、

  • 光の表現
  • 空気感
  • 植栽
  • マテリアル感

などを加え、かなり雰囲気のある画像を作成してくれます。

出力速度も早く、ぱっと見は非常に魅力的です。

そのため最初は、

「もうレンダリングソフトの代わりになるのでは?」

とも感じました。


実際に使って感じた問題点

しかし実務目線で使うと、気になる部分もありました。

特に大きかったのが、

「元デザインを維持しにくい」

という点です。

建築設計では、

  • 形状
  • 開口位置
  • 色分け
  • マテリアル

などに意図があります。

実務では、

「デザインを変えたい」のではなく、
「設計した形を維持したまま質感だけ上げたい」

ことが多いです。

そのためプロンプトでも、

  • 「デザインを変更しない」
  • 「色を変更しない」

と指示しましたが、

  • 外壁色が変わる
  • サッシ形状が変わる
  • 他の部分まで変化する

など、意図しない変更が発生しました。

修正を指示しても、別の部分が変わってしまうことも多く、部分修正というより「全体再生成」に近い印象でした。


まとめ

AIパースは、短時間で非常に綺麗なイメージを作成できる魅力的なツールだと感じました。

一方で、

「設計内容を正確に維持したままリアル化する」

という点では、まだ従来レンダリングの強みが大きい印象です。

現時点では、AIはレンダリングの完全な代替というより、

「初期デザイン検討をサポートするツール」

として活用するのが現実的だと感じました。