意匠設計による【構造】知識(RC造)

建築設計-構造

RC造ラーメン構造の設計の際にボリュームチェックや基本設計の段階では壁厚は厚みを入れて描かず、単線で描くことが多いです。柱サイズも適当に描きます。
プランがある程度決まれば、構造設計者に仮定断面(柱、梁、耐力壁のサイズ)を教えて貰い、正確な柱幅、壁厚で平面図を描いていきます。この時点で柱が大きすぎてプランが収まらいことや梁が大きすぎて梁下寸法が取れないことなどもあり、プランを修正したり、構造設計者にもう少し小さい断面にして貰うよう調整をします。

柱スパン

柱スパンは6m×6m、7m×7mなど5m~8mが経済的スパン。最大で10m程度。1本の柱が負担する面積は30㎡~50㎡程度とされています。

各部材の寸法の目安

私が設計した3階建て鉄筋コンクリート造の公共施設の場合ですが、スパンは7m、柱径は650㎜×650㎜でした。
■柱径の目安ですが、x,y方向6mで500㎜×500㎜、1階増えるごとに50㎜を加えます。
4階建てで650㎜×650㎜、3階建てで600㎜×600㎜程度となります。

■大梁
梁せいは、スパンの1/10~1/12程度。

■小梁
梁せいは、スパンの1/10~1/12程度。

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