標準詳細図(おススメ本)

建築設計ーディテール
使用頻度の多い詳細を中心に標準化することにより、設計の質の確保、能率の向上及び寸法の統一を図ったものですね。
収まりやディテールとも言いますが、大手の設計事務所やゼネコンは自社の標準的な詳細図を作成しています。会社としての設計基準や規格、使用するメーカー、納まりを統一しているわけですね。内部資料ではすごく分厚い〇秘設計マニュアルがあります。

標準詳細図の話に戻りますが、雑誌の建築知識などにもディテール特集があったり、書店に行くと〇〇建設のディテールとして書籍として販売されているものもありますね。
私も新人の頃に図面を描いていて、ここはどうなっているんだろう?と悩んで、詳細図を見て勉強しました。
標準詳細というのは、問題が無い納まりでもあります。このようにしておけば雨漏りはしないとか居住者に危険がないとかです。
ゼネコンの標準詳細図などで自社で設計施工な物件は、納まりに施工上、使用上の問題があれば、訂正を繰り返し更新していくので、もしそんな機会があれば、色んな納まりを勉強して自分なりの納まりというのをストックして使っていけばいいと思います。
もちろん標準詳細図だけで全ての納まるわけでなく、個別の建物によってどのように見せたいのかと設計者のこだわりがある箇所が、魅せどころですね。

建材メーカーのHPにもダウンロードできるディテールがあります。
ALCの標準収まりや折半屋根やシャッターや自動ドアなどなどウェブ上にも情報はたくさんあります。

国土交通省 営繕部が出版している「建築工事標準詳細図」というのがあります。これは書店でも販売していますが、国土交通省のHPからPDFがダウンロードできます。
ダウンロードのリンクを↓に載せておきますので、良かったらご確認下さい。
官庁営繕:官庁営繕の技術基準 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
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